
先日、NYダウ構成銘柄からエクソンモービルなど3銘柄を除外し、セールスフォース等3銘柄を組み入れるニュースが流れました。

エクソンモービルは、かつて米最大の時価総額を誇ったこともあり、1928年からNYダウ構成銘柄です。また配当貴族として高配当株の筆頭でもあります。
また、私もコロナショックに伴い購入し、保有していますが、まさかダウ構成から外れる歴史的瞬間に立ち会えると思いませんでした!構成銘柄から外された後の株価変動を注視して、経験を活かすため勉強しようと思います。
さて、そもそもNYダウの構成銘柄は一体どうやって決まっているのか気になったので調べてみました!
NYダウ構成銘柄の選定基準とは
結論から先に書くと、
①ダウ平均の構成銘柄は『話し合い』によって決定
②定量的なスクリーニングのルールが存在しない
③企業の評判、成長の持続性、投資家の関心などを総合的に評価
らしいです。

え、まさかの話し合い?!
まさか定量的なルールも無いのは驚きでした・・・
まぁ、もちろん株価平均委員会なる、とても頭が優秀で経済にも優れているメンバーが話し合いで決定しているのなら、凡人が口出す必要ないでしょう。

であれば、ダウ平均はずっと右肩上がりであるべきじゃない??
なんて、思うのは野暮ですかね笑
未来は誰にもわからない以上、定量的な基準・ルールは必要かなと思う次第ですが。
S&P500の選定基準
ダウと双璧をなす優れた指数であるS &P500の選定基準はどうでしょうか。
S&P指数ハンドブックによれば定量的なルールがあり、
①時価総額が40億ドル以上
②浮動株比率が最低50%以上
③4四半期連続して黒字決算企業
④浮動株調整後時価総額に対する年間売買高の比率が1.0以上
等があります。
こちらは、企業価値や株式の購入可否等、ダウと比較すると圧倒的に定量分析のもと組入銘柄を決定しています。
選定基準を単純比較すると、S&P500の方が圧倒的に安心する基準だなぁ
まとめ
NYダウからエクソンモービル等が除外されることで、ダウの選定基準を調べてみました。
結果、「NYダウの選定基準は、定量的基準は無く話し合いで決定される」でした。
比較したS&P500の選定基準は「時価総額等の4項目程度定量的基準をクリアしなければならない」であり、ダウ選定基準と比べると、客観的にも説明や納得がいく基準だと思います。
さて、これを知った感想としては、NYダウ構成からエクソンモービルが除外されても株価は急減しないのではないかと思いました。
しかしながら、皆が皆、ダウ選定基準を把握しているわけではないので、ニュースを見てヤバいと思った人も多いのでは無いかぁと。売却してバイバイ勢が多ければ、下落しますしね。

結局は、出来高勝負なのかな
以上、NYダウ銘柄選定基準の調査結果でした。
今回はいい経験になると思うし、エクソンモービルの動きも見たい&配当も欲しいのでホールドは続ける予定です!みなさんはどうされますか?
それでは!
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